【楽天市場】ショップ・オブ・ザ・イヤー2019

1998年からスタートした楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー[Shop of the Year]は、お客様による投票数、2019年度の売上、売り上げの成長率、注文件数、お客様対応などから、年間のベストショップが選ばれる楽天市場の表彰制度です。

先述のとおり、楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤーは、お客様による投票の他に、お客様対応・売り上げ・注文件数など、総合的な評価で選出されています。ですので、ショップの総合力が厳しく審査され、評価されることは安心できるショップの証といえます。ジャンル大賞が1位、ジャンル賞が2位と3位になります。

2020年1月28日の発表でした。ジャンルの数と種類は昨年と同じで、名称も ほぼ同じ。「日用品・手芸・旅行用品 ジャンル」が「日用品雑貨・手芸・旅行用品 ジャンル」になったくらい。誰も気づかないレベルの変更です。「おもちゃ・ホビー・ゲーム ジャンル賞」が、珍しく3店舗あったことも、気にする人はいないでしょう。普通は、ジャンル大賞×1、ジャンル賞×2です。車関連以外。

【Racoupon（ラ・クーポン）大賞】サプリ専門SHOP シードコムス【Racoupon（ラ・クーポン）賞】アンド ハビット、leffe

【あす楽大賞】イーベストPC・家電館 【あす楽賞】サンテラボ、LOCOMALL（ロコンド公式ストア）

【海外販売大賞】You STYLE【海外販売賞】ゴルフパートナー、カメラ・レンズ・家電のDigiMart

【中古販売大賞】ブックオフオンライン【中古販売賞】2ｎｄ STREET、VALUE BOOKS、ブランド古着ベクトルプレミアム店

【定期購入・頒布会大賞】チャップアップ

【ギフト大賞】おいもや【ギフト賞】越前かに問屋「ますよね」、まるひろオンラインショップ

【ROOM大賞】家具・インテリアのベルメゾン【ROOM賞】HAPTIC（ハプティック）、Z-MALL

【動画大賞】インテローグ【動画賞】家具インテリア DENZO、Sunflower （サンフラワー）

【スーパーDEAL大賞】レンズ20【スーパーDEAL賞】ブラウンビューティー公式ストア、脱毛ラボ通販 イーラボ公式ストア

【新人賞】鶴西オンラインショップ、インテローグ、コンタクトレンズ通販のグランプリ

【ベスト店長賞】サプリ専門SHOP シードコムス

【CSR賞】オーガニックSHOPメイドインアース

【ふるさと納税大賞】宮崎県都城市【ふるさと納税賞】北海道白糠町、山形県寒河江市

【NATIONS大賞】tu-hacci（ツーハッチ）【NATIONS賞】野球用品ベースボールタウン、おもしろ雑貨通販エランドショップ

【アライアンス大賞】ヤマダ電機

傾向としては、オリンピックを控えているからか、テレビが主力のA-PRICEがグランプリに……。そう言いたいところですが、肝心のTV・オーディオ・カメラ ジャンルの受賞店は、風見鶏、ディーライズ2号店、ウインクデジタルです。受賞店の特集ページで、それらのショップが推している自社商品は、USBメモリ、VRゴーグル、ホームシアタースピーカー。

で、A-PRICEが受賞したジャンルは何かと言うと、生活家電。そこで自社ブランドmaxzenのテレビを推していますが、「なぜ、TV・オーディオ・カメラ ジャンルじゃないのか」という疑問は拭えません。生活家電ジャンルの他の商品は、美容関係ですからね。

そういったことを踏まえたうえで、2020年3月18日からの3,980円以上お買い上げで送料無料を考えると、「今年は、ショップ・オブ・ザ・イヤーは二の次」感が否めません。受賞店も、知った顔ばかりですし……。何より、目立つ告知がありませんでした。

個人的には、楽天が自前で配送会社を用意し、“楽天運送を選べば、ポイント〇倍で、さらに送料無料”という手段に出るのが、“らしい”気がします。自前と言っても、物流代行サービス専門会社を買収する感じで……。

楽天モバイルの件もあるので、それどころじゃないんでしょうけど、全国配備するなら基地局と運送は同時にと思わなくもありません。運送拠点が使えるわけですしね。

送料問題に関して、楽天ユニオンが話題に上がっているので、そこが受賞を免れているのではないか。そんな危惧もあるでしょう。

一部メディアでは、このタイミングで楽天から撤退するワークマンにスポットを当てていますが、ワークマン側の説明には『「店舗在庫」による「店舗受け取り」通販』があります。

メディアは対立を際立たせたいのかもしれませんが、そもそもワークマンに関連するショップが、楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2019 を受賞しています。 水・ソフトドリンク ジャンル賞を受賞した「ベイシア」です。

ベイシアグループには、カインズ、ワークマン、セーブオン、オートアールズ、ベイシア電器、清閑堂、ベイシアスポーツクラブ、イズカルチャーセンターなどがあります。

株式会社ベイシアがベイシアで出店、株式会社ベイシア電器がＢサプライズで出店とか、ややこしいと思うかもしれませんが、「e-netshop」に比べれば わかりやすい展開と言えます。

今回の受賞店舗で、e-netshop株式会社が運営しているショップは、「暮らし健康ネット館」「収納宅配館」「ランドリープラス」「キッチン・雑貨の店 ラクチーナ！」「ガーデニングライフ」「Pet館～ペット館～」「オフィス文具堂」と、7店舗もあります。毎年、こんな感じです。

受賞店の新顔で、同じ会社だったのは「ベルーナグルメショッピング」と「MyWineCLUB」で、どちらも株式会社ベルーナになります。「MinoriTY」も新顔ですが、運営会社は姉妹店「joker」で受賞済み。「LUCIDA」の株式会社ガリバーも、「GULLIVER Online Shopping」で受賞しています。

中には、法人化されていなそうなショップも見受けられますが、年々 大資本の系列会社が増え、地方の中小企業が消えていっている感があります。日本は、中小企業が多すぎるという声もありますが……。

私としては、地元では有名な企業、例えば今回の受賞店で言うなら、「スーパーフジの通販 FUJI netshop」のような存在を知るのは、ちょっとした楽しみでもあるんですけどね。